2018年6月、インド中部マディヤプラデシュ州ラテリの政府穀物市場で、ターン・シンと息子のループはヒヨコマメを積んだトラクター荷台を寝床にしていた。協同組合から来場を促すSMSを受け、村から18キロを走ってきたが、渡された札は234番。前には233人がおり、1日に計量できる荷車は40台までだった。少なくとも五日は待つ計算になった。 背景には豊作による価格下落と、政府が1キンタル4,500ルピーで直接買い上げる制度があった。市場の設備は急増した荷に追いつかず、40キンタルを荷下ろしし、袋詰めし、計量して封をするだけで約80分かかった。帰宅すれば燃料代がかかり、場所を失う恐れもあるため、父子は市場裏の広場に残った。到着から六日後、売れたのは二台のうち一台分だけだった。 この行列の単位は人ではなく、作物を積んだ車両と生活時間である。番号札は価格保証への入口だったが、待つ間の食費、車両賃料、暑さは農家側が引き受けた。公的買い上げが市場価格を支える一方、その実務能力の不足が農家の荷台を臨時の寝室に変えていた。
インド · 2018年6月
インド|番号234、ヒヨコマメを売るまで六日間
