2020年4月、米国オハイオ州デイトンでは、新型コロナ流行で収入を失った人々が、ライト州立大学のスタジアム駐車場に設けられた緊急食料配布へ車で並んだ。TIMEの取材では、数千人が車列をつくり、その日だけで1,381世帯、4,500人以上へ食料が渡された。ラスベガスでは同様の車列が約8キロに達した配布地点もあった。

人と人の距離を取る必要がある危機では、車が待合室になる。徒歩の列とは形が違っても、前の車が進むのを待ち、順番に生活物資を受け取る。孤立するための車内が、同じ不安を抱える人々の長い列につながった。